雑草観察ノート

雑草と呼ばれる植物が好きな素人が身近な動植物について調べたことを記録していきます。図鑑の1セクションから1枠程度のまとまりを目指しています。投稿してからも見直す方針です。

キク科

セイタカアワダチソウのさび病

セイタカアワダチソウのさび病(rusts)(サビキン感染による葉裏の胞子堆)。肉眼的には葉表は軽度黄色斑散在、葉裏は柿色(鉄の錆びたような色)のふわふわした塊(粉末状塊)が多数散在していました。別の葉では葉表は正常で葉裏は粉末状塊が二、三個しか…

ヘラバヒメジョオンの節間および茎頂断面

ヘラバヒメジョオンの節間および茎頂断面。2018年12月初旬撮影。水平断面でピントはずれてしまいましたが、水平断面と垂直断面の両方で髄のほとんどは白色、その周囲は緑色でした。前回の断面と比べると髄が白色という表現に納得できる気がします。前回は茎…

セイタカアワダチソウは頭状総状花序

以前の投稿でセイタカアワダチソウ (Solidago canadensis var. scabra)の円錐花序 (panicle, panicle inflorescence)が頭状総状花序 (head-raceme, head-raceme inflorescence)か頭状穂状花序 (head-spike, head-spike inflorescence)か分からないと書きまし…

タンポポの頭状頭状

タンポポ(おそらくセイヨウタンポポ)の種子散布後の茎頂および頭状花序断面。素人が調べながら書いているので、申し訳ありませんが間違え前提でお読みください。 左2枚は種子散布後の花茎茎頂、右2枚は時間経過で乾燥した頭状花序(花茎頂を含む)*1の断面…

セイタカアワダチソウの円錐花序(複合花序)

撮影日:2018年11月末 セイタカアワダチソウの花序形態と鑑別 黄色い円錐花序(頭状穂状花序または頭状総状花序)で高さがススキ程度の草本。畦にススキと混じって群生していました。茎や葉を詳細に観察しなかったのでオオアワダチソウは形態から除外できま…

セイヨウタンポポ(2018年11月11日)

撮影等日:2018年11月11日 場所:川沿いの堤防 野外 葉は地面からロゼット状に生え*1*2、中央部から長さの様々な花茎*3が伸びて先端に鮮やかな黄色の頭花を付けます。頭花は舌状花と総苞*4からなり、総苞内片は舌状花(小花)を束ね、総苞外片は先端が尖で反…

セイタカアワダチソウ(2018年11月11日)

撮影等日:2018年11月11日 場所:川沿いの堤防野外採取後

ヘラバヒメジョオン(2018年11月11日)

撮影等日:2018年11月11日 場所:川沿いの堤防外観 茎の断面 蕾・花の断面

ヘラバヒメジョオン 茎の分岐部断面

背の低いヘラバヒメジョオンの茎を分岐部(節周囲)にてカミソリで切った断面。1枚目は分岐部の水平断面、2枚目はその片方の垂直断面、3枚目は切る前の写真でこの葉の付け根真下で切断。2018年11月下旬撮影。どちらの分岐部でも髄の分岐が認められました。一…

ヘラバヒメジョオン 茎断面

ヘラバヒメジョオンの枝をカミソリで長軸と水平または垂直に切断した肉眼写真です。1枚目は垂直断面花側、2枚目は同じ標本の反対側、3枚目は別部位の水平断面です。ハルジオンは茎が中空、ヒメジョオンの仲間は主に密で中空もあるとされており、この像からハ…

ヘラバヒメジョオン 花と葉による同定

道沿いで咲いていた高さ30 cmほどの植物(草本)の花。写真では示しませんが、葉は全縁ヘラ状で花は散房状でした(本来はちゃんと写真を載せるべきです)。白色の細い舌状の花被片様片の中央に黄色の円形領域が認められます。円形領域は中央では多角形、辺縁…