ツユクサ葉鞘の細胞の色彩
ツユクサ葉鞘の細胞の色彩。順光。2018年12月上旬撮影。
透明感のある細かな隆起やその奥にある粒はそれぞれが細胞だと想像しています。白色の細胞はおそらく有色の色素体(plastid、chromatophore)に乏しく、緑色の細胞は葉緑体(chloroplast)、赤色の細胞は有色体(chromoplast)等に富むと考えられます。細胞間に見える白い筋は細胞壁(cell wall)でしょうか。
ツユクサといえば葉の青色が有名ですが、環境次第では赤色、青色、緑色、白色、そして花粉の黄色と様々な色を呈することが分かります。
細胞壁はフックがコルクで発見したように静的なものと理解していましたが、実際にはより動的な存在とのことです。哺乳類でいえば神経細胞でない支持細胞として一括りにされていたグリア細胞が思い出されます。
ツユクサ葉鞘。逆光。
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