ツブダイダイゴケを疑う痂状地衣類のレカノラ型裸子器
歩道のアスファルトに生えていたツブダイダイゴケCaloplaca flavovirescensを疑う痂状地衣類のレカノラ型裸子器。2019年1月中旬撮影。
見下ろすと集落はアスファルトの橙色斑状汚れに見え、大きさは数センチ程度で近隣に散在していました。
接写では橙色の小型から大型吸盤のような構造がアスファルトから密に立ち上がっていました。地衣類の基本的な子器の形態から、これは子器(裸子器)であり、中央が周囲よりも濃いことからレカノラ型と判断できます。小型のものは内側が窪んで杯状をなし、大型の裸子器は窪みの有無や隆起が多様でした。
それなりに交通量の多い道路に生えていることと形態からツブダイダイゴケを強く疑いますが、確定はできません。