雑草観察ノート

雑草と呼ばれる植物が好きな素人が身近な動植物について調べたことを記録していきます。図鑑の1セクションから1枠程度のまとまりを目指しています。投稿してからも見直す方針です。

セイタカアワダチソウのさび病

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セイタカアワダチソウさび病(rusts)(サビキン感染による葉裏の胞子堆)。

肉眼的には葉表は軽度黄色斑散在、葉裏は柿色(鉄の錆びたような色)のふわふわした塊(粉末状塊)が多数散在していました。別の葉では葉表は正常で葉裏は粉末状塊が二、三個しか認められず、その印象から色付きのカイガラムシと誤認していました。実態はサビキン(Pucciniales)と呼ばれるカビの胞子堆という構造だそうです。

Wikipedia英語版によるとサビキンには多数の科が含まれ、科によって宿主域の広さも異なるそうです。また胞子堆の正常も異なり、調べた範囲では夏胞子堆は柿色、冬胞子堆は黒色の種が例示されていました。いきなり暖かくなったので夏胞子堆が形成されたと言われれば強く否定できませんが、冬胞子堆が柿色の種も存在するのでしょうか。

肉眼像

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ルーペ像(透過光)

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追加写真

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