雑草観察ノート

雑草と呼ばれる植物が好きな素人が身近な動植物について調べたことを記録していきます。図鑑の1セクションから1枠程度のまとまりを目指しています。投稿してからも見直す方針です。

地衣類

樹表の痂状地衣類

2019年12月下旬撮影。小雨の日。樹表の青緑色痂状地衣類(大、ウメノキゴケの仲間を疑う)と薄緑色痂状地衣類(小)。どちらも地衣体は平面ほぼ円形に広がります。 地衣体の中心部に疣のようなもこもこした塊を認めます。粉芽塊と呼ばれる構造と思われます。…

モジゴケ科を疑う地衣類

モジゴケ科を疑う地衣類。樹木の根の露出部表面。2019年7月中旬撮影。 樹皮の上で蘚苔類を押しのけるように白色の薄い領域を広げ、その中に繰り返し分岐する黒色索状(紐状、線状)の構造を形成していました。前者は地衣体、後者は子器(菌類主体なら子実体…

ツブダイダイゴケを疑う痂状地衣類のレカノラ型裸子器

歩道のアスファルトに生えていたツブダイダイゴケCaloplaca flavovirescensを疑う痂状地衣類のレカノラ型裸子器。2019年1月中旬撮影。見下ろすと集落はアスファルトの橙色斑状汚れに見え、大きさは数センチ程度で近隣に散在していました。接写では橙色の小型…

ウメノキゴケの仲間を疑う葉状地衣類地衣体

ウメノキゴケの仲間を疑う葉状地衣類地衣体。2019年1月上旬撮影。道路沿いの街路樹に生えていた葉状地衣類。形態は葉状で乾燥して薄いが硬く、丸みのある不整形から楕円形で複数回分岐。表側は灰白色あるいは灰青色。葉状体の辺縁は中心部(おそらく古いほど…

木本の幹の樹皮に生えていた2種類の痂状地衣類

木本の幹の表皮(樹皮)に生えていた2種類の痂状地衣類。2019年1月上旬撮影。単純な接写モードで撮影したので周囲は焦点が合っていません。 形態 遠目には均一な褐色に見えた表皮は近くで見ると深い亀裂で多角形の領域に区切られていました。写真の地衣類は…

地衣類と苔

同じ日に撮影した地衣類と苔達。とりあえずまとめておいて、ちょこちょこ調べていこうと考えています。2018年12月上旬撮影。 日当たりの良い樹木の樹皮。苔と複数種の地衣類が表面を覆い、一部樹皮が剥き出しになっている。 黄色い葉状の地衣類。日当たりの…

住宅街道路脇の蘚類と地衣類の混生

住宅街の道路脇、地衣類が苔を覆ってみえた混生です。住宅街の道路脇で育つ苔といえばギンゴケ(Bryum argenteum、ハリガネゴケ科ハリガネゴケ属)、ホソウリゴケ(Brachymenium exile、ハリガネゴケ科ウリゴケ属)、ハマキゴケ(Hyophila propagulifera、セ…