白黒のハエトリグモ科の仲間
2019年10月上旬撮影。木の柱を歩いていた白いクモ。巣に留まらず足が短いことからハエトリグモ科Salticidaeを疑います。体色は黒で白あるいは灰色の短毛に覆われていました。
キソウメンタケを疑う突起物
切り倒された幹から伸びていたオレンジ色の突起物。2019年7月中旬撮影。
虫卵にしては幹と馴染んでいるので真菌を疑います。黄色と細長い形態からは膠質菌(jelly fungi)であるツノマタタケDacryopinax spathulariaとサンゴ菌(coral fungi、Clavarioid fungi)であるキソウメンタケClavulinopsis helvola(yellow club fungus)を思い浮かべますが、先端の分岐と透明感からはツノマタタケが近い気がします。実際には知識が少なくて鑑別しきれていません。
モジゴケ科を疑う地衣類
モジゴケ科を疑う地衣類。樹木の根の露出部表面。2019年7月中旬撮影。
樹皮の上で蘚苔類を押しのけるように白色の薄い領域を広げ、その中に繰り返し分岐する黒色索状(紐状、線状)の構造を形成していました。前者は地衣体、後者は子器(菌類主体なら子実体?)というそうです。
地衣体は薄く立体的な構造物を作らないことから痂状と呼ばれ、。地衣類としては痂状地衣類または固着地衣類に分類されます[1]。
子器は種によって埋没/溝内部で突出/溝より高く突出と様々な形態を取るようですが、この写真では埋没しているように見えました。
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