タンポポの葉表、葉裏および花茎下部の白色粉末付着
野外のタンポポ (Taraxacum sp.)(おそらくセイヨウタンポポ (Taraxacum officinale))に見られた葉身 (blade) の向軸面 (adaxial surface)(表面)および背軸面 (abaxial surface)(裏面)、花茎 (scape) 下部の白粉付着。半分程度の葉身の向軸面に白斑から白色化を認め、一部の花茎下部にも同様の白色領域を認めました。
向軸面を近くで観ると表面に白色粉末が多数付着しており、短い糸状で立ち上がる像も散見されます。背軸面では主脈 (midrib)(中央脈 (midrib))と葉身の境界部に沿って白色粉末が付き、葉身にも散在しています。
病変の形態からうどんこ病 (Powdery mildew) を疑いますが、病原体は特定できていないので白色粉末と書きました。なお、植物病理学に則った記法は分からないので、それとは大きく異なると思います。