雑草観察ノート

雑草と呼ばれる植物が好きな素人が身近な動植物について調べたことを記録していきます。図鑑の1セクションから1枠程度のまとまりを目指しています。投稿してからも見直す方針です。

ツユクサの葉鞘と苞葉

201812-16
201812-16
ツユクサの葉鞘と苞葉。2018年12月上旬撮影。

葉鞘(sheath、ようしょう)と托葉鞘(ochrea、たくようしょう)*1の違いに混乱していますが、葉鞘は葉身の基部が広がり茎を巻く構造、托葉鞘は葉柄の基部から伸びた1対の葉様構造(托葉)が茎を巻く構造と理解しています。ツユクサの茎を巻く構造は単独かつ葉身と連続していることから葉鞘と判断しています。ちなみに単子葉植物(monocots)では葉鞘が普通に認められるそうです。

節間および花柄は先端付近で緑色、それ以下で赤褐色であり、間には移行像が認められます。赤褐色の茎を巻く葉鞘は淡緑色で赤褐色の節が茎と水平に複数走ります。先端の緑色の茎を巻く葉鞘は緑色です。他の部分の葉鞘は見ていないので他のパターンもあるかなと思っています。

写真で節から伸びるのは何れも花柄で、大型の苞葉の中に花冠が覆われています。

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参考

*1:鞘状托葉とも。