オオイヌノフグリ花冠
オオイヌノフグリの花冠表面。2018年12月下旬撮影。
花冠表面の形態
花冠は4花弁が基部でつながった合弁花冠、扁平で表面青色。花弁の1対は左右対称(ここでは対称花弁と呼ぶ)、もう1対は左右不対称で片方は細くて淡色(ここでは淡色花弁と呼ぶ)、もう片方は対称花弁に似た形態で濃色(ここでは濃色花弁と呼ぶ)。茎から外れたので方向は不明。
花弁は基部(花筒周囲)で白色となり、花筒は黄緑色。雄蘂は2本で対称花弁と平行に生えた白色の花糸の先端に黒色の葯を乗せていた。
花弁は基部以外の青色部分と基部の白色部分に分かれる。青色部分は花弁の長軸方向に基部から先端へと複数の濃青色から赤紫色の線が複数走り、その間は淡青色から白色。
具体的には、濃色花弁は淡青色で線は濃青色、白色部分との境界は赤紫色、対称花弁は白色から淡青色で線は青紫色、淡色花弁は白色で線は青紫色を呈した。
花弁辺縁は青色部分で赤紫に縁取られ、白色部で白色。濃色花弁と対称花弁では白色部分との境界も赤紫色を呈する。